【完結済】なれの果ての僕ら【道徳の授業】
さて本日は、つい先日完結したばかりの漫画をご紹介します。
タイトル:なれの果ての僕ら
作者:内海八重
巻数:既刊7(全8巻?)
週刊少年マガジンで連載されていましたが、途中からアプリのマガジンポケットへと移籍した本作、個人的に大大大好きな作品の一つです。
楽しそうな雰囲気の同窓会+年頃の男女が集まる=恋愛もの
だと最初は思いましたが、一瞬で裏切られます(笑)
同窓会を企画した夢崎みきおが、「人間の善性を問う」ということをテーマに様々な実験を行うのですが、登場人物たちの本性が次々とむき出しになっていきます。
スタンフォード監獄実験みたいな感じでしょうか。
徐々に明らかになっていく、それぞれに対する皆の想い、事の発端、そして犯人の存在などなど......
私はマガジンポケットで毎週読ませていただいていたのですが、毎週本当に、
は、早く続きを読ませろっ!!!
という気持ちになっていました。
予想外の展開も多く、チープな言葉ですがハラハラドキドキさせられ、漫画を読んでいるだけなのに、一瞬の油断もできないようなそんな作品です。
「善性」や「道徳」が大きなテーマになっている本作、登場人物たちの年齢ぐらいの時に読むのと、大人になってから読むのとでは、また感じ方が違うのではないでしょうか。
特に終盤の先生の告白に関しては、教育関係の仕事をしたことがある人間としては、大きく響くものがありました......
綺麗に完結しましたが、明かされなかった謎も多く、ちょっとだけモヤモヤする部分もありましたが、よく考えたら漫画ってそういうもんですよね!
マガジンポケットで手軽に読むことができますし、心からお勧めできる作品なので、ぜひ読んでみてください!
【大人気連載中】 推しの子 【木曜の楽しみ】
今私が最も更新を楽しみにしている作品の一つ、まさに私が「推している作品」をご紹介します。
タイトル:推しの子
原作:赤坂アカ 作画:横槍メンゴ
巻数:既刊4(2021年7月2日現在)
ヤングジャンプで連載されているのですが、私はジャンプ+のアプリ(1週遅れ)で読んでいます。
私が非常に更新を楽しみにしている作品の一つで、いつも木曜日の0時~0時30分ぐらいまでの間には読み終えています(笑)
正直第1話を読んだ時には、ここまで推すことになるとは思いませんでした。
今までアイドル物の漫画にハマったことがなかったので、とりあえず読んでみるか~ぐらいの感覚だったのですが、1話の最後で......
いやこれアイドル物じゃないやん!
と気づかされます。
いやまぁアイドル物と言えなくもないのですが、そこがメインじゃないんですよね。
1話から良い意味で期待を裏切られます。
しかもこの作品はドンドン面白くなってきており、個々のキャラの魅力も話が進むにつれて増してきています。
私の推しは間違いなく有馬かなです。
普通に考えると幸せにはなれそうにない立ち位置ですが、どうにか報われてほしいなぁ...
この記事を書いている時にたまたま知ったのですが、「有馬かな元気かな?」というわけのわからない公式サイトもあります(笑)
スマホ限定サイトですが、有馬かな推しの方はぜひ。
現在最も勢いのある作品の一つだと思いますし、ジャンププラスのアプリで読むこともできますので、ぜひご覧になってみてください。
魅力的なキャラが多数登場する本作、必ずあなたの「推しの子」が見つかりますよ!
【推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) | 赤坂アカ, 横槍メンゴ | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon
【完結済】 CLAYMORE 【最も綺麗に完結した漫画の一つ】
今回は私が大好きで、定期的に読み返したくなる作品の一つをご紹介します。
タイトル:CLAYMORE(クレイモア)
作者:八木教広
巻数:全27巻
作者の八木教広さんは本作より前に、「エンジェル伝説」という非常に濃いギャグ漫画を連載していたのですが、その作品を知っている人からすれば、絵だけ同じで原作は別人なんじゃないかと疑いたくなるぐらい作品の雰囲気が違います(笑)
本作CLAYMORE(クレイモア)はジャンプ系の漫画としては珍しく、メインの登場人物はほぼ全て女性で、その女性たちの戦いを描いた作品です。
しかも女性が戦う作品でよくある、魔法や特殊能力を使用した戦いではなく、基本的には剣の強さで争います。
「最も綺麗に完結した漫画の一つ」だと思うのが、私がこの漫画をオススメする一番の理由です。
バトルものにありがちな、ひたすらインフレしていくという展開はありません。
強敵が現れながらも、メインキャラたちの成長を上手く描き、そして綺麗にまとめ上げるという、個人的に大大大好きな結末でした。
Amazonの最終巻のレビューでも、結末について大絶賛しているコメントが非常に多いのが納得です。※ネタバレもあるので決して見ないでください!
全27巻となかなかボリュームがありますが、中だるみすることもなく終始緊張感をもって楽しめる漫画なので、未読の方はぜひ読んでみてください。
そして我々が大絶賛する結末を、その目で確かめてみてください!
CLAYMORE 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) | 八木教広 | 少年マンガ | Kindleストア | Amazon
【完結済】 明稜帝梧桐勢十郎 【タイトルの迫力MAX】
ギャグマンガなのか、喧嘩漫画なのか、青春漫画なのか、とにかくジャンルがよくわからないですが、私が大好きな作品の一つをご紹介します。
タイトル:明稜帝梧桐勢十郎(めいりょうていごとうせいじゅうろう)
作者:かずはじめ
巻数:単行本全10巻、文庫版全6巻
まず、強そうな漢字ばかりでタイトルがイカツイですよね(笑)
作者の「かずはじめ」さんは女性漫画家なのですが、Wikipediaに"シャープな線で組み立てられる透明感を持った絵柄が特徴的"と書かれている通り、独特なタッチで漫画を描かれる方です。
もしかすると好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は大好きです!
かずはじめさんの作品だと、Luck Stealerも私は好きなのですが、どれか一つ選べと言われればダントツで、明稜帝梧桐勢十郎をお勧めします。
最初に書いた通り、ジャンル分けすることが難しく、どんな漫画なのかと聞かれると少し困るのですが... 笑いあり、涙ありの乱暴で温かい学園ものとでも言いましょうか。
読んでみると必ず、心から笑えるシーンや、心の奥底に響くシーンがあると思います。
本作に限らず、かずはじめさんの作品は、何らかのメッセージが込められている話が多い印象です。
私が本作を初めて読んだのは小学生の頃なのですが、幼い当時の私の胸に響くものがありましたし、今読むとまた、違った捉え方もできる作品だと思います。
以前にも書きましたが、やはり名作と言うものは、何度味わっても色あせないというだけではなく、読む時の状況や年齢などによって、違うことを感じられるもののことを言うのだと思います。
「明稜帝梧桐勢十郎」というタイトルを見て、「面白そうだ読んでみよう!」とはならない気もしますが、良い意味で期待を裏切られますので、ぜひ読んでみてください!
【完結済】 雪女と蟹を食う 【綺麗で切ない漫画】
本日はつい最近完結したばかりで、私がマガジンポケットでの更新日をめちゃくちゃ楽しみにしていた作品の一つをご紹介します。
タイトル:雪女と蟹を食う
作者:Gino0808
巻数:全8巻
あらすじを箇条書きすると、
・人生に絶望して自殺しようとする
・テレビで蟹を見て食べたくなる
・好みのタイプで金持ちの女性を見つけて自宅に強盗に押し入る
・しかもヤッてしまう
・一緒に北海道へ蟹を食べに行く
はい、意味不明ですね!
こんなストーリーの話は今までなかったですよね!
しかし読んでみると意味不明ではないんですね!
漫画内の季節は真夏です。
登場人物には、温かい心や熱い思いを持った人もいます。
それでも、ヒロインを「雪女」と表現している通り、どこか重く冷たい空気が漂っている作品です。
今思い返すとこの漫画、8巻もある割に登場人物が非常に少ないんですよね。
だがそれが良い。余計なものが一切ないです。
少数精鋭と言いますか、全ての登場人物に意味があります。
私は絶対にネタバレしたくない派なので、これ以上内容については何も言いません。
作品を読んで良かったのか、モヤモヤしたのか、スッキリしたのか、この作品に関してはそういうことも言いません。
ただ何も知らない状態で読んで、確かめてみてください。
雪女と蟹を食う(1) (ヤングマガジンコミックス) | Gino0808 | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon
【完結済】 天は赤い河のほとり 【歴史少女漫画と言えばこれ】
少女漫画で歴史を題材にしたものならまずはコレ!
宝塚歌劇団で舞台化もされた作品をご紹介します。
タイトル:天は赤い河のほとり
原作:篠原千絵
ジャンル:歴史
巻数:単行本全28巻、文庫版全16巻
連載期間は1995年~2002年と、もう20年以上前の作品ではありますが、2018年に宝塚歌劇団で舞台化されたりと、未だに根強いファンを多く持つ作品です。
絵柄だったり漫画の感じから、古い作品なんだということは一目でわかるのですが、決して色あせない面白さを持っている、不朽の名作です。
最近の漫画に慣れている人は、少し読みづらさを感じてしまうかもしれませんが、騙されたと思って読んでみてください。
現在の漫画とは少し違った面白さに触れることができるのではないかと思います。
ストーリーを凄く簡潔に言うと、「過去にタイムスリップしてその世界で奮闘する」というものなのですが、最近多いタイムスリップもののように、「未来の知識を使って物事を優位に運んだり、歴史を変えようとする」というわけでは決してありません。
過去の世界で本気で生きる少女と、その葛藤や恋愛を描いた、壮大な歴史物語です。
興味があればぜひ、週末に一気読みでもしてみてください!
天は赤い河のほとり(1) (フラワーコミックス) | 篠原千絵 | 少女マンガ | Kindleストア | Amazon
【シリーズ連載中】 復讐の毒鼓 【韓国の喧嘩漫画】
今回は少し趣向を変えて、現在もピッコマなどにて配信中の漫画、「復讐の毒鼓」をご紹介します。
タイトル:復讐の毒鼓(ふくしゅうのどっこ)
原作:Meen 作画:Baekdoo(両者とも韓国人)
ジャンル:喧嘩
巻数:現在もピッコマにてシリーズ連載中
ジャンプ+、裏サンデー、LINE漫画、ピッコマなどなど、ここ最近はスマホの漫画アプリが非常に充実していますが、そういったアプリ限定で読める漫画の中でも、個人的にトップを争うぐらい好きなのが本作、「復讐の毒鼓」です。
2021年5月末の時点で、
・復讐の毒鼓
・復讐の毒鼓2
・復讐の毒鼓3(現在連載中)
・復讐の毒鼓 REWIND(メインキャラの過去話)
・復讐の毒鼓 Flower(別の漫画家によるスピンオフのようなもの。復讐の毒鼓よりも時系列は前の話で、登場人物の一人である女性が主人公)
の5つがあります。
(同作者の他作品にも、復讐の毒鼓のキャラは登場します)
なんだかスターウォーズみたいですが、読む順番は「復讐の毒鼓」が最初で、その次は2かREWINDかFlowerのどれを読んでも大丈夫だと思います。
「イジメで弟を殺された復讐」という重い題材なため、なかなかハードな描写があったりもしますが、主人公勢力に猛者が多いため、爽快感もあります。
ただし!繰り返しますが、読んでいて「おいおいマジかよ...」と思わずつぶやいてしまいそうなハードなシーン/展開も少なくありません。
日本で連載するなら、少年誌は厳しそうです(笑)
特に現在更新中の最新作、復讐の毒鼓3がかなり衝撃的なので、これ以上読むのが怖かったりもします。もちろん、途中でやめられるわけはないんですけどね。
ここ最近はLINE漫画やピッコマなど、Web媒体の普及により韓国など他の国の漫画を読む機会が増えましたが、世界には面白い作品がまだまだあるんだなぁと思います。
スピンオフ的な立ち位置の Flower も、読み始めたころは正直う~ん...と思いましたが、読んで良かったと心から思える名作でした。
復讐の毒鼓を好きであればあるほど、「よくぞ書いてくれた!」と思うのではないでしょうか。
アプリで手軽に、ほぼ無料で読むことができますし、未読の方はぜひ!