【完結済】なれの果ての僕ら【道徳の授業】
さて本日は、つい先日完結したばかりの漫画をご紹介します。
タイトル:なれの果ての僕ら
作者:内海八重
巻数:既刊7(全8巻?)
週刊少年マガジンで連載されていましたが、途中からアプリのマガジンポケットへと移籍した本作、個人的に大大大好きな作品の一つです。
楽しそうな雰囲気の同窓会+年頃の男女が集まる=恋愛もの
だと最初は思いましたが、一瞬で裏切られます(笑)
同窓会を企画した夢崎みきおが、「人間の善性を問う」ということをテーマに様々な実験を行うのですが、登場人物たちの本性が次々とむき出しになっていきます。
スタンフォード監獄実験みたいな感じでしょうか。
徐々に明らかになっていく、それぞれに対する皆の想い、事の発端、そして犯人の存在などなど......
私はマガジンポケットで毎週読ませていただいていたのですが、毎週本当に、
は、早く続きを読ませろっ!!!
という気持ちになっていました。
予想外の展開も多く、チープな言葉ですがハラハラドキドキさせられ、漫画を読んでいるだけなのに、一瞬の油断もできないようなそんな作品です。
「善性」や「道徳」が大きなテーマになっている本作、登場人物たちの年齢ぐらいの時に読むのと、大人になってから読むのとでは、また感じ方が違うのではないでしょうか。
特に終盤の先生の告白に関しては、教育関係の仕事をしたことがある人間としては、大きく響くものがありました......
綺麗に完結しましたが、明かされなかった謎も多く、ちょっとだけモヤモヤする部分もありましたが、よく考えたら漫画ってそういうもんですよね!
マガジンポケットで手軽に読むことができますし、心からお勧めできる作品なので、ぜひ読んでみてください!